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お知らせとお詫び

当サイト管理人について

はじめまして、omuと申すものです。当サイトの画像の作成を担当していました。

さて、管理人の慧神奈緒ですが、心無い者の手によって、現在更新が出来ない状況下に置かれているようです。
焼け出されて一命は取りとめたという話を、人づてに耳にしましたが、詳しい話はまだよくわかっていません。 いずれ、本人の口から語られる日がくることを願っていますが、今のところそれがいつになるのかも不明です。
とりあえず、不定期にサイトを確認させていただいて、スパムコメントの整理だけを行わせていただきます。
作品を読んで下さっている方には、管理人に代わってお詫びさせていただきます。

敬具

第1章 始まりと終わりに(4)

第1章 始まりと終わりに( 4 )

「うわあぁん」

夕方の校庭の隅で一人の少女が泣いている。

「ほら、ひいちゃん。泣いてないで一緒に探そう」
 
そう言うと、もう一人の少女が草むらからぴょこんと顔を出した。

「どこら辺だかわかる?」

「えぐっ・・・・分か・・・・ない・・・・」

「じゃ、私あっち行くからひいちゃんはその辺り探そ」

ひいちゃんと呼ばれるその子の手を引いて少女は草むらを掻き分ける。

その小さな背中が背の高い草に覆われた時、群青色の夜が夕焼けと少女達を飲み込もうと大きな口を開けはじめたのだった。
 


「ママ先生」

一番年上の亮介が慌ててキッチンに駆け込んでくる。

二人の少女と一緒に夕飯の支度をしていた田代絹江は

「どうしたの?」

と、エプロンの裾で手を拭いた。

「絵里香とひいろがまだ帰ってこないんだ」

亮介は膝に手を置き肩で息をしている。

「あら変ね。一緒に帰ってこなかったの?」

皿の用意をしている少女達に顔を向けた。

二人の少女は首を大きく振って下を向く。

絹江は少し緊張した表情になって、
「あなたたちはパパ先生に知らせてきて」

と、少女達に促し、エプロンを急いで取る。

「亮ちゃん。仁ちゃんはどこ?」

「仁は二人を探しに・・・・」

「大変。亮ちゃんは車に乗ってて。ママ先生もすぐ行くから」

亮介は頷いて駆けだす。

「どうかしたのか?」

入れ替わりに入ってきた男に絹江は状況を説明してから、亮介の後を追ったのだった。

<第1章 始まりと終わりに( 5 )につづく>



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