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お知らせとお詫び

当サイト管理人について

はじめまして、omuと申すものです。当サイトの画像の作成を担当していました。

さて、管理人の慧神奈緒ですが、心無い者の手によって、現在更新が出来ない状況下に置かれているようです。
焼け出されて一命は取りとめたという話を、人づてに耳にしましたが、詳しい話はまだよくわかっていません。 いずれ、本人の口から語られる日がくることを願っていますが、今のところそれがいつになるのかも不明です。
とりあえず、不定期にサイトを確認させていただいて、スパムコメントの整理だけを行わせていただきます。
作品を読んで下さっている方には、管理人に代わってお詫びさせていただきます。

敬具

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第1章 始まりと終わりに(6)

第1章 始まりと終わりに( 6 )

白い床に白い壁。白い寝具に白いテーブル。

全てが白で統一された室内でベルがけたたましく鳴っている。

浅い眠りから覚めた男が頭をボリボリと掻きながら受信機のようなものに手をかけた。

「緊急招集。Waffel(ヴァッフェル)内に留まっている構成員は速やかにブロックCに集合されたし。繰り返す。緊急招集・・・・」

無感情なアナウンスが部屋中に反射して響く。

男はうるさそうにスイッチを切りながら軽く瞳を閉じた。

不自然な拍動が波のうねりのように世界を包み込んでいる。

何かが起こったらしいな・・・・。

男は暫くそうしていたが、目を開けるとゆったりとした動作で黒色の粉末が入ったカップに熱湯を注ぎいれた。

室内に香ばしいかおりが広がる。

こっちに来てもこの習慣だけは変わらないな・・・・。

黒い液体を体内に流し込むと、少しづつ意識が覚醒していく。

身支度を整えながらタバコに火を付けようとすると・・・・

ドンドンドン、ドンドンドン。

ドアがけたたましく音を立てる。

「茜か?」

「なにやってんの?召集命令聞いた?もうみんな集まってんのよ」

「ああ、今行く」

男は一息だけタバコの煙を吸い込み、すぐにもみ消した。

ドアを開けると神代 茜のふくれっつらが目に飛び込んでくる。

「まったく。そのマイペースなんとかならない?」

「これでも俺なりに急いだんだけどな。コーヒーもインスタントで我慢したし・・・・」

「あのね!!そんなんだからわたしの尻に敷かれてるって周りから言われんのよ!!」

「いいたいやつには言わせとけって」

「そういうこと言ってんじゃないのよ。もうちょっとしっかりしてって話?分かる?日本語ワカリマスカ?」

「わーってるよ。いざとなったらやる男よ?俺」

「知ってるわよ。だけど・・・・」

茜と呼ばれた少女は何か言いかけたが、すぐに無駄だと考え直してその言葉を飲み込む。

「んで、状況は?」

長い廊下を進みながら男がそう聞いた。

「かなり悪いみたい。上層部は事態の把握で手一杯。ヴァッフェル内にも影響が出てるかもしれないって」

「そうか・・・・なら、任務は招集された者の中で異常がでた人物の把握と隔離か」

「そ。問題はエデンで任務を遂行していた人達」

「まさか・・・・」

「そのまさか。複数名が消滅したみたい」

「エデンでの作業なら全員、AWS(対干渉波装置)装備しているはずじゃ・・・・いや、待てよ・・・・。クソッ書き換えか・・・・」

のんびりとした態度から一変、男は険しい表情のまま黙り込む。

「書き換え・・・・」

その言葉は茜も知っていた。

この機関に入った当初何度か耳にした言葉であったからだ。

大戦以前から存在するというこの機関が、紆余曲折を経て今の形態になった理由に、この「書き換え」が大きく影響しているらしい。

いろいろと話を聞かされはしたが、戦争を知らない世代の茜にとっては、どれもぴんとこないものばかりであった。

唯一印象に残っているものといえば・・・・書き換えによる消滅=死を意味するということ。

そしてエデンに残って任務を行っていた人々は、それを知りながらも留まる事を選んだということ。

あの時の自分とは違う選択をした人々の死・・・・。
茜に複雑な心境であった。

「茜」

下層へと向かうゴンドラの手前で男は立ち止まった。

男の表情から茜は何かを感じ取ったのだろう。

茜は「うん」と頷いた後に、

「上への報告は任せる。でしょ?」

と言って、ハッチを開くボタンを押した。

「ああ。すまないな」

「いいの。・・・・降りるの?」

「ああ。」

「分かった。気をつけて・・・・」

茜が見守る中、男を乗せたゴンドラは真っ白な空間をゆっくりと降下していったのだった。

<第2章 ひび( 1 )につづく>



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コメント

こんにちは★
ここまでの第一章読ませていただきましたぁ。。

ちょっと怖い感じですね・・・でも、これからが楽しみです。どうなんだろ??

では、また読みに来ますね♪
鳳鈴桜華様
読んでいただいてありがとうございます。

試験的なサスペンスタッチですので、まるでばらばらのようなそれぞれの物語が、実はある言葉や人物でつながっていたりします。

まだまだ、未熟でいろいろ配慮が欠けていて申し訳ないかぎりですが、どうぞお付き合いくださいませ。
こんばんは m(_ _)m。。
コメントありがとうございました。。

1章 全部読みました。
軽快な文章のテンポであっという間に読破しました。

途中から・・・
恐さを感じながらも、第2章に期待を寄せています。

ではでは・・・
ランクアーップのポチ!!
ドダドゥド様
断片的でとっつきにくい感じで始まっていくので、読んでいて苦痛ではなかったでしょうか?

もうちょっと面白みがあるように書けるように今後精進いこうと思っていますので、どうぞ末永くよろしくお願いします^^

ランクあーップポチもありがとうございます^^

私も毎日うかがって、更新される小説よんではポチッ読んではぽちッさせていただきます。
第1章を読むのは2回目なんだけど。
本当に処女作?って思えるほどうまいです。
たぶん、奈緒さんは小説などよく読んでるんだろうなって思いました。
しんは言葉の知識が少ないので、こんなにうまく書けないと思います。

さて、続きも気になるので第2章に突入してきます
シンΨ様
褒めていただけるとうれしくて、調子にのってしまいそうです^^
が・・・・・小説を書くにはまだまだ修行が足りないです^^;

がんばって精進します!!

小説を読むのは大好きなんです。
どのくらいかというと・・・・・・。

読んでいるときに、誰かに邪魔をされると、キーーーーーーーーーーーーーーッって怒り出すくらい(笑)

映画も映画館より、一人で家で見たいタイプ・・・・・・。
ソコ、ジュルジュルうるさい!!
ソコ、携帯切っといて!!

ああ。。。私はなんて心が狭いのでしょう(涙)

こんなに心が狭い私ですが、どうぞ今後とも仲良くしてくださいませ^^
初めまして
気になって、何度か訪問して1章読み終えました^^
初めから、ドキドキ感がありますね~~♪
それと、6話で不思議な世界に突入…。
どう話が繋がっていくのか、楽しみです。
また読みにきます☆
このコメントに返事しようと思ってしてなかったので
かかせていただきまする
奈緒さんのそういった姿を想像してみましたが
かわいらしいかと(笑)

あと、最近
シンが気づいてなかっただけかもしれないけど
コメントでも奈緒さんのはじける性格がでてきていて
面白いと思ってるシンです(笑)

シンは変わり者ですけど
シンのほうこそ今後とも仲良くお願いします(ぺこり)

ではファブィ!
ユミ様・見習猫シンΨ様
ユミ様
はじめまして^^読んでいただいてありがとうございます。
読みにくくはなかったでしょうか?
まだまだ、未熟な文章ですが、どうぞこれからもお立ち寄りくださいませ^^。

見習猫シンΨ様
変わり者なのはわたしのほうですよ?w
私自身、自分の性格を未だつかみきれていませんから・・・・。
気分によって仕事の出来に影響もでますし・・・・。
気まぐれなんです。

こんな私ですがどうぞ今後ともよろしくお願いします。
ファヴィありがとです。
第1章。読ませてもらいました。
「あれ? 物語が繋がっていない」と、勝手に勘違いしておりました。
上記のコメントを読んで、どう繋がるの!? と、さっぱりわかりません。
わかるようになるまで(その後も)、続きを読ませてもらいますね~。。。

続きもファブィ!
たろすけ(すけピン)様
あ~この段階では繋がってはいないです~。
もちろん繋がっているシーンもありますけど。

結構複雑に入り組んでおります(汗)

一度読見終えた後でも、もう一度読むとさらに新しい発見があるという感じの小説にしたいなぁ~というのが目標だったりします。

ファヴィありがとうございます。

 こんにちはー。
 第1章取りあえず読破しました。

 なるほど、やっぱりそれぞれ冒頭の部分の列挙だったようです。
 4、5が続いているようにも見えたのですが、 厳密に言えば微妙に違ったのかな。
 これは第2章から、冒頭の続きとなって行くのか……。

 先を読んでみないことには分かりませんが、また続きを読みに来ます~。
神瀬一晃様
ええ。すこ~しずつ。

本当にすこ~~~~~しずつ。

物語は形を成していく感じでしょうか^^
久しぶりに作品に触れたので
1章を一気に読みました。
徐々に内容を思い出しましたよ!!

やっぱり凄い!!
こういう長編をこれだけの文字数で構成できるなんて。
私には真似できない・・・。
・・・と改めて思いました。

また遊びに来ますね!!
では ポチ!!

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