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お知らせとお詫び

当サイト管理人について

はじめまして、omuと申すものです。当サイトの画像の作成を担当していました。

さて、管理人の慧神奈緒ですが、心無い者の手によって、現在更新が出来ない状況下に置かれているようです。
焼け出されて一命は取りとめたという話を、人づてに耳にしましたが、詳しい話はまだよくわかっていません。 いずれ、本人の口から語られる日がくることを願っていますが、今のところそれがいつになるのかも不明です。
とりあえず、不定期にサイトを確認させていただいて、スパムコメントの整理だけを行わせていただきます。
作品を読んで下さっている方には、管理人に代わってお詫びさせていただきます。

敬具

第15章 君の名は(1)

第15章 君の名は( 1 )


「南の島なら、私も行きたいなぁ。
 ねえ、お父さん。私もついて行ってもいい?
ねえ。お父さん? ねえってば」


父の返事を待ちながら、瀬崎ひいろは机の上のカレンダーに目を落としていた。

2002年12月の暦。

25という数字に赤い丸が付けてある。

父の怪我が大したことがないのなら、明日は彼に会うことが出来るのだ。

まだ一度も顔を合わせたことのない彼に―――。

考えただけでひいろの口元はほころんでしまう。

「そうだ!!お父さん。彗神君に会ったんでしょ?
 彼どんな感じだった?」


父の言葉に期待をしながら、一方で躊躇する自分を感じる。

「あ・・・・・・・。
やっぱり言わないで。なんだかそれだとフェアじゃない気がするし、楽しみも半減しちゃうしね。
お互い顔も知らないってところがドラマチックなんだから。でも・・・・・・・。
 なんだか不思議。私より先にお父さんが―――」


そこまで言って、ひいろは言葉を止めた。

玄関のチャイムを鳴らす音が、微かに聞こえた気がしたのだ。
 
携帯電話を耳に当てたまま立ち上がったひいろは、歩いていってドアを開けると―――。 

頭だけを廊下の方に突き出した。
 
ピンポーン。

今度ははっきりと聞こえる。

「あ。誰か着たみたい。お母さんかな? お父さんちょっと待ってね」

ひいろは早口でそう言ってから、トントントンと階段を駆け下りると、

「はーい。少々おまちください」
 
大きめの声を玄関の方に投げかけたのだった。





「どちら様ですか?」

居間に設置されたインターホン親機のボタンを押しながら、そう言ったひいろは、

「あ、瀬崎さんにお世話になっている早坂というものです。
 お父様の容態が急変しまして―――。
 すぐに病院に来るよう、お母様から言付かって参りました」


来訪者の言葉に首を捻ったのだ。

「もしもし、お父さん」
 
何度呼びかけても、一向に返答が返ってこない。

携帯電話を耳に当てたまま、ひいろはもう一度首を捻ると―――。

「すぐに支度します」

居間を出ると、急ぎ足で階段を駆け上がったのだった。


<第15章 君の名は( 2 )につづく>



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コメント

おお?!
奈緒さん、おはようございます(^-^)ノ

最後にサプライズが?!
それを楽しみにしてますね(^^)
会ったことがないというセリフに彗神の存在も気になりますが…なにかありそうな展開!
続きを楽しみにしてますね(*^。^*)σファブィ!
くそー27日の大事なシーンを見逃したので、見てきました。
瀬崎さん(T_T)あんたは、男の中の漢だよ・・・・。
娘にあえないなんて・・・

十四章乙でした。

次回も期待。応援ポッチと
アドバイスありがとうございました。
ランキングの枠のアドバイスありがとうございました。今時間ないので、応援ポチだけしに来ました。後で、なおしたいと思います。

お正月前後、また、一気にUpのお楽しみはありますか?
新章に突入ですね。がんばってください。
昨日は諸事情があったためコメントできませんでした。

一体何処まで続くんだろう?と思いながら応援ポチです。
これはファンタジー編のはじまりなんですよね?

どんな展開が待っているのか、興味津々であります。

ポチッと。
みぃち様・Mr.様・ナッツ様・霧の中のあなた様・銀河系一朗様
みぃち様
そうなんですよ~。もともとは彗神とひいろが主人公で物語の企画を立てていたんです。
当初は彼らの物語が軸となって、ミステリーよりも、どちらかというとファンタジーにシフトした作品だったんです。
ただ、あまりにもヴァッフェル側の設定が複雑な物になってしまって。
一作品で説明するには無理があるものになってしまいました。
じゃあいっそうのこと、ミステリーを全面に出し、ファンタジー要素を極端に抑えた構成に変更してしまおう。そうして描かれたのが「儚き流星」ということになります。
それと物語の最後のサプライズ・・・・・あんまり過度な期待は厳禁です(笑)
応援ありがとうございます。

Mr.様
本当は瀬崎さんには、のんびり休暇をあげたい気分だったんですけど・・・・・・。
物語の進行上、やむ終えずああ形となりました(泣)
でも、最終話付近にちょっとだけ出演の機会を用意しておりますので・・・・・。もう少しお待ちください^^
応援ありがとうございます。

ナッツ様
はい~。もしアレで枠が取れない時は、テンプレートの記述を変えないとかもなので、その時はご連絡くださいませ~。
年末年始に小説を書く時間があるか・・・・はなはだ疑問ですが・・・・。
かけた時には、一気にアップしたいとは思っております^^
応援ぽちありがとうございます。

霧の中のあなた様
ええ。大体原稿用紙500枚の予定で書き始めた小説なので、春の声を待たずして完結いたしまする^^
トラブルが無い限り(笑)
応援ポチありがとうございます。

銀河系一朗様
若干14章の最後にもかかっていますが、15章はファンタジー編の謎解きとなっております。
実はすでに若干早坂(亮介)の口からヒントっぽい言葉がでていたりしますが(笑)
応援ポチありがとうございます。
初です
かなーり昔に我がブログに来ていただきありがとう!
これからちょくちょく現れると思うのでョロ
昆布様
はじめまして^^

いらしてくださってありがとうございます。

もし今度、コメントいただけるようなら、是非URLを載せてくださいね^^

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