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お知らせとお詫び

当サイト管理人について

はじめまして、omuと申すものです。当サイトの画像の作成を担当していました。

さて、管理人の慧神奈緒ですが、心無い者の手によって、現在更新が出来ない状況下に置かれているようです。
焼け出されて一命は取りとめたという話を、人づてに耳にしましたが、詳しい話はまだよくわかっていません。 いずれ、本人の口から語られる日がくることを願っていますが、今のところそれがいつになるのかも不明です。
とりあえず、不定期にサイトを確認させていただいて、スパムコメントの整理だけを行わせていただきます。
作品を読んで下さっている方には、管理人に代わってお詫びさせていただきます。

敬具

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第15章 君の名は(33)

第15章 君の名は( 33 )


「さて、俺はそろそろインフェルノに戻るとするか」
 
ブラフマーは恐る恐る腰をずらしながら、

「問題は山積だからな」

と、つま先をめいっぱい伸ばして床を探している。

「サンプルのバレットとAWSが回収出来たら俺のところに届けてくれ」
 
やっとのことで椅子から降りて、部屋の入口付近まで大またで歩いていったブラフマーは、

「そういえば狂介―――さっき何か言いかけなかったか?」
 
立ち止まって振り返った。

「ああ・・・・・・」
 
ノートパソコンを元の場所に戻していた狂介は、

「いや、AWSの件であんたが気に病む必要は無いと思ってな。もともと―――」
 
静かに椅子に腰掛ける。

「エデンに残った連中は、覚悟していたはずだとでも?」
 
ブラフマーは眉をぴくりとさせて、言葉を重ねた。

「いや・・・・・・だが、彼らは危険を承知でそうすることを望んだんだ。
 それに今回は不測の事態だった。まさか―――」


「お前は、二重の書き換えが起こったことを言いたいのか?」
 
この言葉には茜も驚きを隠せない。

「え?」と声を上げ、二人の顔を交互に見比べている。

「知っていたのか―――」
 
狂介はそう言うと、机の上で手を組んで顎を支えた。

「いや・・・・・・・理論上そう考えざるを得なかっただけだ」

「なら、解っているだろう。これはあんたの責任なんかじゃない」
 
狂介の言葉を真っ直ぐに受け止めて―――。

「違うな」
 
ブラフマーは首をゆっくりと振って、瞳を閉じる。

「科学者はその不足の事態をも、あらかじめ予期して事を成さねばならんのだよ・・・・・・さもなくば。
―――いや、それを語る事に意味はないな」

 
そう言って、狂介たちに背を向けるブラフマーの背中は小さく―――。
 
それが一層の物悲しさを誘っている。

「科学者たる俺の責任だ」
 
そういい残して部屋をあとにするブラフマー。

狂介と茜はただ―――。

その去り行く小さな背中を無言で見送るしかなかったのである。


<第15章 君の名は( 34 )につづく>



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コメント

奈緒さん、こんばんは(^-^)ノ

ありゃ…絵里香が電話してた時にその場にいた人物は、次回作に登場なのかしら♪
楽しみです~ヽ(^。^)丿
今のお話が終わったら、暫くはお休みなのですか?
それともすぐサブストーリーとか短編とか拝見できるのでしょうか?
ずっと毎日拝見させて頂いているので、終わっちゃうのが寂しいです~(;.;)σファブィ!
みぃち様
う~ん。しばらくはプロット作りになるでしょうね~。

何しろこの小説も、半年くらいプロット作りにかかっちゃってますから・・・・・。

仕事をしないと生きていけないし・・・・・考え出すと妄想が止まらないので、やっぱりそれくらいかかっちゃうかもです(笑)
応援ありがとうございます。
二重の書き換えが起きたのは、
絵里香ともう一人の男がそばにいたからなのか?

応援ポチッと。
銀河系一朗様
そのお話は、書き換えとはまた違うんですね~。

次あたりから、ちょっとその辺りのお話になります。

応援ありがとうございます。
 奈緒さん、こんにちは。お元気ですか。
 お仕事の方も順調でしょうか――わたしの方も御蔭様で忙しくしております――お互い生きて行くことが一番ですね。お体、ご自愛ください。
 さて、お話の方ですが、縁のない多次元の世界。わたしのオツムの方はどうもついて行ってないですな。
 以前の記事を掘り起こせば少しはあっと言えるのか? 
 二重の書き換え?――運命の悪戯を引き起こした要因ということなのか――
 頑張って前向きにやって行きましょう! ランクリ、ポチっと!

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