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お知らせとお詫び

当サイト管理人について

はじめまして、omuと申すものです。当サイトの画像の作成を担当していました。

さて、管理人の慧神奈緒ですが、心無い者の手によって、現在更新が出来ない状況下に置かれているようです。
焼け出されて一命は取りとめたという話を、人づてに耳にしましたが、詳しい話はまだよくわかっていません。 いずれ、本人の口から語られる日がくることを願っていますが、今のところそれがいつになるのかも不明です。
とりあえず、不定期にサイトを確認させていただいて、スパムコメントの整理だけを行わせていただきます。
作品を読んで下さっている方には、管理人に代わってお詫びさせていただきます。

敬具

第4章 別れ(5)

第4章 別れ( 5 )

こおばしい香りで目が覚めた私は、体を起こしながらひどい痛みでうめき声をあげた。

「飲みすぎよ」

という言葉にあたりを見渡すと、見知らぬ部屋のドアが開いて絵里香が顔を出す。
 
何か言おうとして頭を押さえた私に、

「タクシーに乗って、あなたの住所を聞こうとしたら、全然応答がなくて。まあ、そのまま路上に放置しても良かったんだけどね」
 
と、おどけてみせる。

「ごめん。迷惑かけて・・・・」
 
私が立ち上あがると彼女が小さく、あっと目をそらす。

目を下に向けて私は自分の状況にやっと気がついたのだ。

・・・・裸である。

上半身のみならず下半身までも・・・・。

あわてて布団を手繰り寄せて、

「ごめん」と、何故かあやまる始末。

その状況がおかしかったのか彼女はくすくす笑って、

「服は枕元にたたんであるわ」
 
と、言って部屋から出て行く。

私は支度を整えながら痛む頭を整理していた。

しかしどうも記憶が定かではない。

何か"過ち"は起こしてはいないかと胸に手を当ててみてもまったくもって答えがでないのである。

「朝食が出来たからこっちへ来て。ベットはそのままでいいから」

彼女の声に促されて考えもまとまらないまま、リビングのドアを開けた。

きれいに整頓された部屋は一見して書斎のように見える。

大きな本棚にたくさんの医学書や古書が並んでいる。

部屋の中央には不釣合いにかわいい白いテーブルあり、その上に朝食が載っていた。

私はクッション風のソファーに座りながらチラチラと辺りに目を配りながら用意されたコーヒーを口に運んだ。

暖かい液体が体の中にゆっくりと吸収されていくのが心地よい。

彼女はまるでウエイトレスのように器用に二枚の皿を片手で持ち、もう片方にミルクを持ってやってきた。

「召し上がれ」
 
食事をテーブルに配置して彼女はにっこり笑う。

私はうなずいて、スプーンを口に運ぶ。

半熟の卵が口の中でとろけて、デミグラスソースに生クリームがアクセントを付ける。

彼女がどう?という顔でこっちを見ているのに気付いて、

「すごくうまい」と、素直な感想を言うと、

「よかった」と、素敵な笑顔が返ってくる。

両手を合わせモゴモゴと何かの呪文でも唱えるようにしてから朝食をとりはじめる彼女を尻目に・・・・。

私はというと、昨日の夜のことを思い出すのに必死であったことは言うまでもない。


<第4章 別れ( 6 )につづく>



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コメント

 こんにちは。
 一応読み返しました。お話の視点がカメラさんなのだという印象はずっと持っていましたが、その印象は変わりませんでした。
 そこでいきなり我がのことは棚に上げて辛口になります(笑)
 映像があるわけではないので、時間軸が頻繁にずれる場合どうしても読者の戸惑いを招きます(とくにわたし)
 登場人物もけっこう多いのでシーンの切り替えには工夫が必要ではないでしょうか? 文を書くことがあまり好きではないわたしが言うのも何ですが、文章だけで表す場合と映画ではかなりの開きがあると思います。
 「カット!」では、せっかくのステキな描写力が浮いてしまいますよ(笑) とても惜しいです。
 ということで、本日はこの一件のみで・・・・。
 物語が完結した時にもう一度、今度は反転して甘口になってるかもですが(笑)
 この席が空いていたので、ここに座りました。
 また深夜にお会いしましょう。ポチといっしょに。
 奈緒さまの啖呵が聞けるかも? そのときはお手柔らかに願います
ね。
 
紗羅の木様
辛口!?なコメントありがとうございます。

ええ。この時間軸が今回の試験的な構成ともいえますし、悪いところといえます^^;

カットアウトを繰り返している描写は、確かに映像を意識しているところが大きいんです。

ソコが皆さんを混乱させてしまっているのかもしれません。

もう少し私に表現力と構成力があったら・・・・と思います^^;

ご指摘ありがとうございます^^

これを次の小説に生かさせていただきます^^

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