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お知らせとお詫び

当サイト管理人について

はじめまして、omuと申すものです。当サイトの画像の作成を担当していました。

さて、管理人の慧神奈緒ですが、心無い者の手によって、現在更新が出来ない状況下に置かれているようです。
焼け出されて一命は取りとめたという話を、人づてに耳にしましたが、詳しい話はまだよくわかっていません。 いずれ、本人の口から語られる日がくることを願っていますが、今のところそれがいつになるのかも不明です。
とりあえず、不定期にサイトを確認させていただいて、スパムコメントの整理だけを行わせていただきます。
作品を読んで下さっている方には、管理人に代わってお詫びさせていただきます。

敬具

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第6章 衝動(1)

第6章 衝動( 1 )

私はあの公園の出来事以来、ほとんど外にでずにアパートで過ごしていた。

時間の感覚が若干おかしくなっている。

寝ても起きても彼女の面影が側をはなれていかない。

いや・・・・はなしたくないのだろう。

ぼんやりと携帯のメールを読みながら、その時々の彼女とのやり取りを思い出す。

そういえば・・・・。

ここ半年ほど彼女はよく旅行の計画を立てては、出不精な私をあっちこっちへとつれまわした。

旅行先のホテルで彼女は時々暗い顔をしていて、私がそのことについて尋ねると「なんでもない」と寂しそうな笑顔をつくったものだった。

今思うと、彼女はその頃から何かを抱え始めたのかもしれない。

私は出会う前の彼女のことをほとんど知らない。

これまでも・・・・そしてこれからもそれでいいだろうと思っていたのだ。

しかし・・・・。

彼女は死んでしまった。

自殺であろうが他殺であろうが、私は彼女を覆う死の影に気づくことさえ出来なかったのだ。

いったい私は彼女の何を知っていたというのであろうか。

彼女と過ごしたこの一年弱で、私は彼女の何を理解できたというのだろう。

私は急に不安に襲われたのだった。

彼女が消えてしまった世界で彼女を覚えていた人々は日に日に消えていくだろう。

日常に追われるうちに彼女の思い出は雑踏に埋もれていく。

自分を思い出してくれる人間が消えたとき、人は本当の意味でこの世界から消えてしまうのかもしれない。

もし・・・・。

もし、そうだとしたら私はその最後の一人でありたい。

彼女をことを想う最後の一人でありたいのだ。

そのためには・・・・・。

もっと・・・・もっと彼女を知らなければならない。


そうなのだ・・・・。

私には出来ることがあったのだ。

彼女のためにまだ出来ることが・・・・。

私は彼女が送った最後のメールに目を通す。

意味もないような文字列には、彼女の意思が宿っている。

彼女は自身の危険を察知して、私にだけ分かるような文章を送ったのだとしたら・・・・。

これは、たった一人私だけのために彼女が送った未来へのメッセージ・・・・。
 


まずはここから始めよう・・・・。

私は軽く深呼吸をしてから、玄関のドアを大きく開いたのだった。

<第6章 衝動( 2 )につづく>



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コメント

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なんか、寂しくなりました・・・
『自分を思い出してくれる人間が消えたとき、人は本当の意味でこの世界から消えてしまうのかもしれない』
なにか歴史上の人物にでもならない限り人一人なんてちっぽけなモノですもんね・・・
改めていろいろと考えさせられました。(物語と全く関係ない感想でスイマセン!

続き楽しみにしてます★ぽちっと
鳳鈴桜華様
心に波紋を立てる一滴の雫。でありたいがこのブログの趣旨なので^^

少しでも何かを感じていただけたなら、それはこのうえない喜びです^^

いつも読んでいただいてありがとうございます。
タンスにゴンザレス様
誤字失礼いたしました。

原文では「そうだ・・・・。」だったんです。ですがなんだか今思い付いたというイメージを受けたので、
ブログに書き上げる際「そうだなのだ・・・・。 」にしました。

こちらの方が考えた挙句、というイメージが出るので。

そんなイメージ浮かばんゼ、てやんでーーーィ!!

という感じでしたら、またコメントをおねがいいたします。
愉快な奈緒さんへ
 こんばんは。
 「衝動(2)」がUPされておりますが、明日の楽しみに残しておきますね。
 奈緒さんの熱が冷めては困るので、上手に追いかけます(笑)
 ところで、初めてのわがままをひとつ。登場人物だけのUPが欲しいなぁ。(笑)どこかにあったら探索不足ですのでお詫び申し上げます。
 「そうだ・・・・なのだ」でいいのではありませんか?
 奈緒さんのこだわりを尊重し、且つ最小限違和感のないようにするのなら、ですが。
 書き手と読み手には必ず温度差があるということを考えれば、こだわりたくてもこだわれないこともあるのではないでしょうか?
 おやすみなさいのポチです。
タンスにゴンザレス様・紗羅の木
ああああ^^。
紗羅の木様のコメントでタンスにゴンザレス様が言いたかったことがわかりました!!
「そうだなのだ」になってたんですねw
失礼しました。「そうなのだ」が正解です!!

なんてこったと思いつつ。教訓のためコメントはあえて修正しません!!

アレだけ啖呵を切ったのですから^^;

修羅の木様、登場人物紹介ページはなるほど、あったほうが良いですよね^^
現在判明している人物だけでも、作っておきます。
4.5日待ってもらえますか?^^;

どうぞ、こんな未熟なわたしですが、末永くよろしゅうおねがいいたします。

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