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お知らせとお詫び

当サイト管理人について

はじめまして、omuと申すものです。当サイトの画像の作成を担当していました。

さて、管理人の慧神奈緒ですが、心無い者の手によって、現在更新が出来ない状況下に置かれているようです。
焼け出されて一命は取りとめたという話を、人づてに耳にしましたが、詳しい話はまだよくわかっていません。 いずれ、本人の口から語られる日がくることを願っていますが、今のところそれがいつになるのかも不明です。
とりあえず、不定期にサイトを確認させていただいて、スパムコメントの整理だけを行わせていただきます。
作品を読んで下さっている方には、管理人に代わってお詫びさせていただきます。

敬具

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第6章 衝動(8)

第6章 衝動( 8 )


「なんだ。ずいぶんと若いな」
 
初老の男が絵里香の顔を見るなりそう言い放った。

「瀬崎さん!・・・・・・失礼しました」
 
若い男の方が恐縮して頭を下げる。

「いいえ。それでどういったご用件でしょうか?」

「ああ、申し遅れました」
 
男は内ポケットから出帳のようなものを取り出した。

警部補 早坂仁という名前が目に入る。

「この解剖報告書で何点かお聞きしたいことがあるんですが・・・・・・」

「拝見します。担当は金井ですね。生憎ただいま出張で留守にしておりまして・・・・・・」

「そうですか・・・・・・あの・・・・・・」
 
そう言ったまま早坂は言葉を飲み込んだ。 

瀬崎もこれには驚いて、

「なんだ・・・・・・泣いてるのか?」

と、顔を覗き込む。

絵里香の瞳からは大粒の涙が零れ落ちているのである。

「あれ・・・・・・どうしたんでしょ」
 
慌てて二人に背を向けて、絵里香は涙を拭いている。

「失礼しました・・・・・。明後日には金井のほうは戻りますので、お話はその時にお願いします」
 
振り返ってそう取り繕う絵里香に、

「病院にいったほうがいいんじゃないか?」
 
と、真面目な顔で瀬崎がそう言ったのだった。




「な。可笑しいだろ。病院でだぜ?」

「ああ」
 
私達はしばらくその話で笑っていた。

なんだか、久しぶりに笑った気がする。

「後から絵里香にその話をしたらさ、俺の名前を見たら勝手に涙がでたって言うんだ。
施設にいた時に同じ仁って名前の奴がいたからそれで涙が出たのかも、とか言ってたな。
・・・・・・初恋の相手だったりしてな」


「仁・・・・・」

「ん?」

「ありがとな」

「はは」

「じゃ・・・・・・切るよ」

「ああ。たまには電話して来い」
 
分かったと告げて電話を切った私はコーヒーを飲み干して歩き出した。

なんだか少しだけ体の中が暖かくなった気がした。


<第7章 運命( 1 )につづく>



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コメント

どうも。関東では負けたみたいです…。
なんか、題名と本文がすごくかみ合っていますね。急展開、楽しみにしてます。
6章終了おめでとうございます☆
話が進むごとに絡んだ糸が少しずつほどけてきて、読むのがすごく楽しみです!!

続きを楽しみにぽちぽちぽちっ!!
マイブログにコメントありがとうございます。
返事遅れてすまないです。
今更感ありますが、リンクさせてもらいましたyo

やっと「半落ち」読みました(遅すぎーっ)、最後この短いページで決着つくのかよと変なところでハラハラしました。
銀河系一朗様
リンクしていただいてありがとうございます^^
私の方もリンクさせていただきます^^
あとで、そちらにもご挨拶しますねー^^

「半落ち」!?小説のことかしら?映画にもなった・・・・・。
托人様
関東大会ざんねんでしたね^^;

またお時間があるときにでも足を運んでいただけたら幸いです^^

私もあそびにいかせていただきますね。
鳳鈴桜華様
いつも応援ポチありがとうです~。

新連載楽しく読ませていただいています^^

カスタマイズも成功したようで^^

また何かありましたら掲示板あげときますね^^
奈緒さまへ
 こんばんは。
 「仁」がやっと出てきましたね。
 メモは登場人物のからみを把握するために取っただけです(笑) 散らばっているカットシーンを、時間ごとひとまとめにして読み直しました。自分ならどうするだろう、とか考えながらしたのですが、けっこう楽しかったです。
 いきなりこういう構成は無理だよなぁ、とも思いましたが? 
 しっかり書き込んだ原案があって、この構成にされた? そんなことを考えました。
 次のUPが上がって来ておりますが、見ずに帰ります。
 ひょっとしてわたしがいつも一番遅いのかな?
 おやすみなさい。ポチ。
  
 
 
紗羅の木様
連載小説「i」は現在の所、バックボーンの構想が3編存在します。

そのうちの2編が現代、1編は150年ほど前。

現代編の2編の内の1編がこの「儚き流星」となり、さらにもう1編と複数箇所でリンクしています。

ですのである程度、決定した事柄は箇条書き程度で完成してはいるんです。

後はそれにストーリーを持たせるという作業とパズルのように組み立てる作業をして、ブログにアップしているんです^^

ただし・・・・。果たして本当に完結するのか!?という点は今だもって謎です(笑)

いつもポチットありがとうございます^^
今後の展開に絡んできそうな小道具も幾つか出て来て、まだまだ一筋縄ではいかない状態が続きそうですね。

ポチッ
鯨様
はい・・・・・結構、いろいろな謎をあちらこちらにばら撒きすぎた感がいなめないこの連載小説。

ごうぞ、お暇があるときにでも、苦痛にならない程度によんでやってくださいませ^^;

ポチありがとうございます^^

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