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お知らせとお詫び

当サイト管理人について

はじめまして、omuと申すものです。当サイトの画像の作成を担当していました。

さて、管理人の慧神奈緒ですが、心無い者の手によって、現在更新が出来ない状況下に置かれているようです。
焼け出されて一命は取りとめたという話を、人づてに耳にしましたが、詳しい話はまだよくわかっていません。 いずれ、本人の口から語られる日がくることを願っていますが、今のところそれがいつになるのかも不明です。
とりあえず、不定期にサイトを確認させていただいて、スパムコメントの整理だけを行わせていただきます。
作品を読んで下さっている方には、管理人に代わってお詫びさせていただきます。

敬具

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第8章 接触(2)

第8章 接触( 2 )

「今日もひいろは遅いのかしら」

瀬崎美千代はそういって夕食をテーブルに並べる。

「どうだろうな。ボーイフレンドでも出来たんじゃないか?」

「まあ・・・・・・。でもそうね。もう二十歳ですもんね。そういうお友達ができてもおかしくありませんね」

「そうだな」
 
そういって瀬崎隆一郎は箸を取った。

妻、美千代の時間はあの事件以来止まってしまった。

いや瀬崎自身の時もまた、止まってしまっているのかもしれない。

美千代は心を病んでいるといっても、ひいろの死を受け入れられない以外、生活に支障をきたすような症状が出ることはなかった。

刑事という職業は、事件に翻弄されていると何日も家を空ける事など珍しいことではない。

しかし、瀬崎は毎日夕食には家に帰る生活を五年間ずっと続けているのだ。
 
妻から娘の話が出るたびに瀬崎の心は苦しくなる。

しかし、そんな妻をほおっておけるほど瀬崎は強い人間ではなかったのである。
 
はじめの頃は、どうにか娘の死を妻に理解させようと強い言葉で応対していた瀬崎ではあったが、いつしか妻の言葉に合わせて娘の話をするようになっていた。

その方がごく自然に夫婦としての会話が成り立っているのだ。

いつの間にかこの家は娘のひいろを中心に家族としての形が成り立っていたのだと、瀬崎は今更ながら思い知らされる。

瀬崎にとって、美千代と娘の話をすることが唯一の家族の証明だったのかもしれない。

「ところでおまえ、君島絵里香という名前聞いたことがあるか?」

「絵里香? ええと、どこかで聞き覚えが・・・・・・ああ、そうだわ。以前何回か電話が来たわ。たぶん・・・・・・ひいろのお友達ね」

「友達・・・・・・か。訪ねてきたことはないんだな?」

「ええ、訪ねてきたことはないけど・・・・・・。あ、そうそう」

と、美千代は席を立ち―――。

「これこれ。毎年、ひいろの誕生日にバースデーカードが届くの」
 
と戻ってきて、封筒の束を瀬崎に手渡す。
 
―――差出人は全て君島絵里香。

中には海外から送られてきたものもあった。

同封されていた写真をみて瀬崎は昼間の疑問の答えを見つけられた気がした。

瀬崎は五年前の事件では担当を外されることになった。

マニュアルで身内の事件の捜査は禁止されていたからだ。

しかし瀬崎は一人で捜査を続け、それが上に知れて謹慎処分を受けたのである。

謹慎中も捜査を続けるつもりであったが、ショックから立ち直れない妻を見かね、しばらくの間付き添うことにしたのだ。
 
その時、瀬崎は娘の遺品に一通り目を通したのである。

―――どうりで初めてあった時、見覚えあった訳だ。

写真を元の封筒に戻しながら、
 
――どうやら君島絵里香の過去とひいろがつながっているのは確かなようだ。
そのあたりから調べてみるとしよう。


と考えをまとめ、瀬崎は再び箸を取る。

味噌汁を飲み終え、

「明日は少し遅くなるかもしれんから・・・・・・」
 
と、瀬崎が言いかけた時、電話のベルがけたたましく鳴り出したのであった。


<第8章 接触( 3 )につづく>



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コメント

面白くなってきましたね。

絵里香の写真について、捜査の資料は五年より前のもの。
たしか絵里香はひいろの死を四年間知らなかった(自信なし)
から、死後、バースデーに妻が嬉しそうに見せる手紙
(辛くて差出人の名前は確かめてない)を思い出した
とした方が、自然かなと感じました。
ポチッと。
なんか、このどんどん真相に迫るシーンっていいなぁ
読んでて面白い

ではでは
最近の奈緒さんにファブィ(謎)
電話のベル…いったい誰から…?
てか私の展開が云々って奴は…
忘れちゃった(死)
まぁ…所詮は凡人の妄想ですので
どんどんおもしろくなっていきますね~~。。。
でも過去の記憶が曖昧になってるから(ごめんなさい;;)、ちゃんとあらすじで確認して読みますねww

さて、電話のベルは、誰からなのか??

続きを楽しみにぽちっ
銀河系一朗様・見習猫シンΨ様・龍伯様・鳳鈴桜華様
銀河系一朗様
ええ。絵里香はひいろの事件をしりませんでした。
それはなぜか!?
という答えも実は本文にちらりとかくされています。

それによって、捜査線上に浮かぶことは無くて、捜査資料には絵里香に関する記述はありません。
それが今回手紙という形で、瀬崎が絵里香とひいろの関係を知ることにつながっていくような感じです。
ポチありがとです^^

見習猫シンΨ様
^^そろそろ少しずつ回収をしていかないと、みなさんも飽きてしまうかと^^
ファヴィありがとです。

龍伯様
あら^^;是非聞きたかったです。
私のお話も妄想の産物ですから・・・・。(笑)

鳳鈴桜華様
あんまりこういう小説を連載してはいけませんよね^^;
忘れちゃいますもんね。
ポチありがとです。
あらすじがんばって仕上げますね^^

みなさん。コメントありがとうございました^^
 こんばんは。
 なになに?
 瀬崎さんがポイントを押さえたの? でもまだ王手とまで行きそうにない雰囲気だなあ。
 瀬崎さんのファンです(笑) やっぱり人間臭いですね、そこがいい!
 おやすみなさい。ポチ。
 
紗羅の木様
ええ^^瀬崎さんはミステリー側の主人公ですから^^

これからもバシバシ出させます(笑)

瀬崎さんにはがんばってもらいます^^

ポチありがとです~

こんばんは m(_ _)m 。。
遊びに来ていただきありがとうございました。。

物語は・・・
いよいよクライマックスです。
おたのしみに-!!

さてさて・・・
一気に読ませていただきました。
面白くなってきましたよね。

そして・・・
コメント欄の声が皆、本格的で
驚いてしまいました。

これからも・・・
頑張って更新してくださいね。。

ではでは・・・
また遊びに来てくださいね!!

最後に・・・
ランクアーップのポチ!!

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